昆虫おもしろブック (矢島 稔 松本零士 著)
- 今回は面白い図鑑(?)です。
- この本は昆虫の生態や特徴など面白く紹介しています。
- 写真は無く全てイラストなんですよ。昆虫の特性を生かした台詞など、虫好きの人でなくても楽しく読めます!
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この本は、表紙が変わるなどしてで何度か出版されている様です。
自分の持っているのは表紙が違うだけで2冊あります。
内容は、プロローグ 1:チョウ 2:カブトムシ 3:バッタ 4:アリ 5:トンボ 6:スズムシ 7:セミ 8:ハチ 9:ホタル 10:カマキリ 11:ゲンゴロウ の十二章で構成されています。
目次を見ると、1:チョウでは「チョウに処女なし、売れ残りなし」とか「チョウをとるのに遠出はいらぬ、道に小便(ション)して待てばよい」
4:アリでは「引っ越し魔のさすらいアリ」 8:ハチは「産みっぱなしから集団保育まで」などなど、昆虫の本とは思えないタイトルになってます。
しかし読んでゆくと、昆虫の特性、生体などがしっかり書いてあります。文章は小説を読んでるような感じがします。人間社会や男女関係に見立てた昆虫のあり方は、かなり面白く読めます。
その文章をちょっとひねった様な松本零士大先生のイラストが、これまた面白くさせてくれます。一つ一つが手描きによるもので、かなり解りやすいと思います。
チョウのサナギなども十種取り上げて描いてありますし、イラストの台詞がまた楽しめます。自分は昆虫にあまり興味は無かったのですが、この本を読んだ後はアリ一匹みても「大変な社会に住んでるんだなぁ、人間で良かった!」なんて思っていますします。
松本零士大先生のファンの方は勿論ですが、昆虫好きの方も楽しめると思います。
もし、この本を見つけたらスルーせず手に入れてみては如何でしょう?
なかなかの一冊だと思いますよ!!
最後まで読んで頂いてありがとうございました!
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